ドッグラン
我が家のように四匹のワン公達がいると、散歩に連れて歩くのが結構大変だ。中年過ぎが三匹と育ち盛りが一匹の組み合わせだから、歩む速度も進む方向も異なる。育ち盛りは何にでも好奇心が沸くけど、中高年にとっては見慣れた光景だ。そこで彼らは車に乗ってドッグランへ向かうことになる。石狩や札幌、千歳には彼らのための良い広場がある。
ドッグランはテニスコート二つか三つを合わせたような頑丈な囲いがついた広場だ。その中は完全に犬達の世界で、彼らは飼い主から離れると喧嘩なんてせずに、自然と彼らの掟に従って遊びはじめる。我が家の育ち盛りの目は血走って、次から次と仲間達を渡り歩き、鼻面をつき合わせたりじゃれ合ったりと忙しい。新顔が入ってくると、みんな側に寄ってゆき匂いを嗅ぎ合って確かめ合う。微笑ましい光景だ。
飼い主達も犬好きばかりだから、愛犬が遊び回るのを遠くから眺め、自然とその表情がゆるむ。中には過保護に育てられているせいか、飼い主の側から離れられない犬もいる。我が家の柴犬は孤独を求める質で、いつも柵から外を眺め、早く出してくれとせがむ。集団が嫌いなのだ。彼の場合、飼い主の性格が移ってしまったのに違いない。