初夏の輝き


          
 北海道の5月末から6月中旬の季節は、一斉に自然が輝きだし、私達の周辺に「生」のエネルギーが満ちあふれだす。晴天の空の下、我が家の4匹のペット達も野原を駆けめぐる。年齢に応じてその活動具合に差があるのは、我々と同じだ。最年少の6カ月になったばかりの雌の柴犬は、怖いもの知らずでどこにでも飛んでゆく。兄貴役の2歳のシュナウザーは、彼女を追っかけて遊び回る。すでに13歳になる長老格のシュナウザーがそうした彼等を眺めながら、ときどき側に寄っていっては、何かを話しかけるかのように鼻をつき合わせている。残りの10歳になる柴犬は、我関せずといった風に、少し太ってしまった身体を揺らしながら、その辺をゆっくりと歩き回る。
 妻と二人、時には娘も加わる。時間が経つうちに、彼らと我々の垣根は消え去り、私は長男のシュナウザーと、妻は次男の柴犬や三男のシュナウザーと、そして娘は末娘の柴犬と会話をし始める。帰ろうか?と声をかけると二匹のシュナウザーは、うなずきはしないけど、我々の側にきて一緒に歩き出す。しかし2匹の柴犬達は我々の姿が見えなくなるまで遊び続ける。彼らを入れて7人家族。週末は各自の希望が一致しないのでいつも大変だ。