蚊の発生に注意!

        
 北海道も蚊に刺される季節を迎えた。この「蚊」。実は色々と問題がある。数年前から米国では、蚊によって感染するウエストナイル熱が流行している。去年の感染者数は9862人で死亡者は264人にのぼる。今年もすでに14人が感染しているが、暖冬だったせいか、蚊の発生が例年よりも早く、昨年以上の流行が懸念されている。9月にピークを迎える。
 このウエストナイル熱は、本来、中近東やアフリカで流行する感染症であるが、数年前に米国に上陸した。日本でも上陸が懸念されていて、検疫所などでの水際作戦が続けられている。ウィルスに感染した蚊の侵入を防がなければならないのだが、同時にすでに侵入している可能性を考えて、横浜市などでは周辺の蚊や鳥などの定期的調査をしている。
 我々はすでに、航空機等による国境を越えたグローバルな一つの世界で生きている。色々な感染症が島国であった日本に輸入されてくる可能性が高い。輸入感染症と呼ばれているが、近い将来これらの感染症が日本でも定着する。感染症に対する鎖国体制は不可能なのだ。SARS、鳥インフルエンザ、ウエストナイル熱、さらに現在東南アジアでは、同じように蚊によって媒介されるデング出血熱が問題となっている。感染症対策は完全に新しい時代にはいったのだ。