静かに揺れている髪の毛   遠くの山並み   どこかで出会った光景のような

娘が見つめる私はどこからきたのだろう   記憶の回路の遠くに   私はしばしもどる

日に焼けた娘の顔のどこかに   私がいるような   あの日の光景に思える

止まりかかった走馬燈のように   記憶の残像が現れる

私はその中に娘を探そうとする   あの日の自分を見つけ出すために

しばしの幻想の時間に   私は浸ってゆく